天然木無垢材の特性
天然木無垢材の商品は、調湿効果や断熱性といった優れた性能を持つ半反面、天然木であるが故の様々な特性も持ち合わせています。湿度の高い環境では空気中の水分を吸収し、乾燥した環境では水分を放出することで、室内の湿度をコントロールしてくれています。また冬場などには、各種暖房機器の軸射熱を吸収し、全体的に温かみを帯び断熱効果も期待できます。
天然木(立木)はそれぞれの環境に適した成長をする為、材面には多彩な表情が見られます。木目や色合い(風合い)は、同じ樹種であっても1つ1つ違い、同じ表情は全く存在しません。また、成長過程で生じた生節や流れ節等の特性も多岐にわたります。
調湿効果に優れていることから、湿気や乾燥の影響による収縮で、反りやひび割れなどが発生する場合があります。これらは商品の施工状況や施工場所の環境、使用状況やメンテナンスなどの影響を受ける場合もあります。
また、輸入製品の場合には生産国によって、木材特性の許容範囲も違い、品質のバラつきが見られる場合がありますので、各種特性が含まれていることをご理解、ご検討の上ご採用いただきますようお願い致します。
以下に、天然木無垢材の商品の代表的な特性を記載いたしますので、施工時には部材の切り回し使いやレイアウトにご配慮いただき、限りある資源の有効活用にご協力お願い致します。
天然木無垢材の商品の代表的な特性
-
生節
-
流れ節
-
星割れ節
-
欠け節
-
死節
-
鳥目節
-
偽節
-
入り皮節
-
ヤニスジ
-
ヤニツボ
-
芯割れ/表面割れ
-
抜節
-
小節
-
色違い
-
杢
-
カスリ
-
葉節
-
ガムポケット
-
色ムラ
-
トラ杢
-
埋木
-
パテ埋