当社は、明治43年(1910年)に奈良から東京に出てきた初代西林長二郎が、東京深川木場で銘木業、製材業として、西林長二郎商店として創業しました。
以来、昭和22年(1947年)には、株式会社化し二代目西林長太郎が社業を伸ばし、昭和45年(1970年)に現在の株式会社 西林 に商号変更し、海外に工場を持ち、希少性のある物を商品化して、時代にあった商品をお客様に提供し、更に木材業を発展させました。
昭和50年代(1975年以降)に入ると、木場から新木場への移転が始まり、昭和55年(1980年)に三代目西林圀彦が社長に就任すると、世界的な森林破壊による自然保護への取り組みが進み、木材業界としては危機的な状況になり、平成元年(1989年)以降木材業以外での事業の多角化が急務になりました。そこで、木材に関連した宗教用具の開発、遊休不動産を活用し木場にビルを建て不動産業に進出、倉庫もリノベーションし美術品のギャラリーを開店としました。
平成19年(2007年)の姉歯事件による建築基準法改正に伴った着工件数の大幅減、更に、平成20年(2008年)のリーマンショックによる、さらなる着工減も加わり、事業経営の見直しを進めることになりました。平成22年(2010年)に四代目西林長太郎(二代目の孫)が就任すると事業の合理化を進め、海外工場の閉鎖、長期在庫の大幅削減、美術事業の撤退とスリム化を進めることが出来ました。
木材業も、環境に優しい植林木(持続可能性のある木)を中心とした商品の仕入れに換え、時代の変化に対応し、且つ、履歴の分かる合法木材製品の扱い量を増やし、社会に属する企業として将来に向けて邁進していきます。
今後とも、関係各位には変わらぬご支援、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
株式会社西林 代表取締役
西林長太郎
株式会社西林CSR憲章
株式会社西林は、法令の遵守はもとより、より高い企業倫理観にもとづき、透明性の高いガバナンス、人権尊重、安全衛生、社会貢献、環境保全などに取り組むことにより、社会から愛される持続可能な企業であり続ける為に、当社に働くすべてのものが遵守すべき規範として「CSR憲章」を定めます。
企業統治
私たちは地域や社会に開かれた存在であり、信頼され愛される持続可能な企業であり続けるために、説明責任を果たし、経営の透明性を高めていきます。
お客様、従業員、取引先、地域社会、その他ステークホルダーとの対話を促進します。
経営の透明性向上、監査の実効性向上、内部統制システムの強化に取り組みます。
人権と労働
私たちは、基本的人権を常に尊重し、多様な人材の個性と能力を活かして、夢と希望にあふれた会社を創造します。
強制労働はこれを禁じ、すべてのプロセスにおいて児童労働をおこないません。
法に定める労働時間・休日・休暇・賃金を保証し、国籍・人種・出身地・性別・宗教・疾病・障害の有無などによる差別、セクシャルハラスメント・パワーハラスメントなど、人権を無視する行為は行いません。また、個人の情報は、プライバシーが侵害されることのないよう適切に管理します。
国際規範と国の法令に基づき、労働者による結社の自由を認め、職場の問題に関して労働者の代表と建設的な議論を行います。
安全衛生
私たちは安全で快適な職場環境を確保し、従業員の健康管理をおこなうことで、従業員のモラル向上をはかります。
職場の安全と衛生を確保し、適切な状態を管理します。また、労働災害や疾病の発生や非常時の出来事に対しては、状況を把握し、緊急対策を準備すること等により適切な対策を講じます。
安全衛生に関する基本方針
- 労働安全衛生法を順守します。
- 自主基準を設け、日常管理を強化します。
- 管理体制を整備し、役割・責任・権限を明確にします。
- 安全衛生教育の充実を図ります。
- 作業環境を整備し、安全で快適な職場づくりを目指します。
防災に関する基本方針
- 防災関係法令を順守します。
- 自主基準を設け、日常管理を強化します。
- 管理体制を整備し、役割・責任・権限を明確にします。
- 防災教育・訓練の充実を図ります。
- 関係行政・地域社会と連携し、情報の共有化を図ります。
社会貢献活動
私たちは社会の一員として、誇りを持って社会全体の発展に貢献する持続可能な活動を行います。
基本方針
- 文化の継承・発展に寄与する活動を行います。
- 地球環境の保護・改善に貢献する活動を行います。
- 地域社会の発展に役立つ活動を行います。